松鳳山 同学年・琴奨菊引退で決意新た「自分はまだまだ区切りがつくにはほど遠い」

[ 2020年11月15日 16:07 ]

大相撲11月場所8日日 ( 2020年11月15日    両国国技館 )

11月場所2日目、松鳳山(左)を押し出しで破った琴奨菊(撮影・久冨木 修)
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 西十両2枚目の松鳳山(36=二所ノ関部屋)は、この日引退会見に臨んだ元大関で西十両3枚目の琴奨菊について「同級生(同学年)の兄弟子で、ずっとトップを走っていた人。お疲れさまです」と言葉を贈った。

 同じ福岡県出身でもあり「ずっと勝ちたいと思って相撲を取っていた。菊関の最後の白星の相手が自分なんですよね。(今場所2日目に対戦し、琴奨菊に押し出され)自分は残り腰もないし、情けない相撲」と自虐気味に語る一方で、自身の強い決意を示した。「菊関は区切りがついたんでしょうけど、自分はまだまだ区切りがつくにはほど遠い。やりたいことがたくさんあるし、全部を出し切れたとは言えない。今年は後悔する相撲しか取れていないし、納得するまでやりたい」。気力は全く衰えていない。

 この日は立ち合いから攻め込んだものの、英乃海の右上手出し投げに屈した。今場所は初日白星も2日目から7連敗と苦しい土俵が続く。「あと一歩でしたが(出足を)止められたのが良くなかった。紙一重?それが実力。しっかり受け止め残り7番頑張っていきたい」。同じ1984年早生まれの元大関が土俵に別れを告げても、元気な相撲で存在感を示したい。

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