京産大が展開力で2連勝、1位通過に王手 巨漢留学生タモエフォラウが決勝T

[ 2020年11月15日 15:15 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ偶数組第2節   京産大34―10関大 ( 2020年11月15日    京都市・宝が池球技場 )

 京産大が展開ラグビーで2連勝とし、1位通過に王手をかけた。10―10で折り返した後半は、ボールがよく動き、スペースを突いて敵陣に攻め込んだ。ゴール前まで押し寄せた4分は、No・8ヴェア・タモエフォラウ(1年)が1メートル86、138キロの巨漢に物を言わせてフィニッシュ。札幌山の手からやってきた期待の留学生が勝ち越しトライを挙げた。

 SO西仲隼(2年)のフラット気味に通す巧みなパスで、アタックに勢いが出た。両ロックの豊富な運動量も見逃せない。田中利輝主将(4年)と樋口誠也(4年)は縦を何度も突き、サポートも速く、攻撃を支えた。セットプレーでも優位に立ち、敵陣で試合を進めて後半は無失点。初戦で同大を31―33と苦しめた関大を、引き離した。

 伊藤鐘史新監督(39)は、「ヴェア(タモエフォラウ)はキャリーでインパクトを与えてくれる」と評価。ただし、前半は伝統のスクラムで押しながら、ミスもあって流れに乗れなかった。田中主将は「ゲームプランを実行しきれなかった。コンタクトで勝っていた。ダイレクトにもっといけば流れを引き寄せられた」と反省しきりだった。リーグ最終節で同大と対戦する。

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2020年11月15日のニュース