日体大2年中島啓太 1差3位浮上「最後まで諦めずに」 2年連続アマチュア勢V見えた

[ 2020年11月15日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ第3日 ( 2020年11月14日    静岡県 太平洋クラブ御殿場C=7262ヤード、パー70 )

14番、バンカーショットを放つ中島(撮影・西尾 大助)
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 日体大2年の中島啓太(20)が4連続を含む9バーディーを奪って64で回り、通算6アンダーでトップに1打差の3位に浮上した。昨年の金谷拓実(22=東北福祉大)に続く2年連続のアマチュア優勝に挑む。首位は通算7アンダーでC・キム(30=米国)と木下稜介(29=ハートランド)が並び、金谷は3打差6位につけている。

 イーブンでスタートした中島の前半は2番ボギー、6番パーを除き全てバーディー。10番で4連続、8個目のバーディーを奪うと、関係者から「一体どこまで伸ばすんだ」と驚きの声が聞こえる。15番からの連続ボギーで足踏みも、最終18番パー5は楽々と2オンしてバーディーで締め「今日はステディーな攻めを目指したんですが、パットが良く入ってくれました」と、本人の予想以上の64となった。

 バッグを担ぐのが日体大ゴルフ部の1年先輩で石川遼の弟・航(わたる)。中学時代から家に遊びに行く間柄だが、コンビを組むのは初めて。気の置けない先輩と「2人でメモを見てマネジメントしました」のも好結果につながった。

 昨年の金谷の優勝は18番グリーンでしっかり目に焼き付けた。今年、自分が1打差を追う最終日は「優勝を意識しないのは無理。意識しながら最後まで諦めずに」と憧れの金谷に続く5人目のアマVを思い描く。

 ◆中島 啓太(なかじま・けいた)2000年(平12)6月24日生まれ、埼玉県加須市出身の20歳。中学時代から注目され、17、19年の日本アマ2位。18年アジア大会では個人、団体の2冠に輝く。今年の日本オープンは18位。1メートル78、77キロ。

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2020年11月15日のニュース