新浜 1000メートルV “手負い”も500メートルの雪辱果たす

[ 2020年11月15日 05:30 ]

表彰式でメダルを手に笑顔を見せる男子1000メートルで1位の新浜
Photo By 代表撮影

 スピードスケートの全日本選抜競技会帯広大会第2日は14日、明治北海道十勝オーバルで男子1000メートルは新浜立也(24=高崎健康福祉大職)が1分9秒32で優勝した。開幕前日の練習で転倒して負傷し、初日の同500メートルは16位と惨敗したが、強行出場で意地を見せた。女子1000メートルは初日の同500メートルで2位に終わった小平奈緒(34=相沢病院)が1分16秒00で制した。

 男子1000メートルは“手負い”の新浜が500メートルの雪辱を果たした。強行出場を決意して前夜は11時頃まで体をケア。この日朝に転倒で痛めた左足やでん部の動きを確認して氷に乗り、「いける」と判断したという。前日よろめいたコーナーでは「恐怖感があった」と自らの国内最高記録1分8秒35からは約1秒遅いタイム。それでも新調した靴に慣れるため、「今季は一本でも多くレースをこなす方が重要」と無理をした背景を明かした。

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