兄・一二三の五輪代表決定戦見られない?!柔道阿部詩「見て応援したい」も

[ 2020年11月15日 19:17 ]

日体大の入学歓迎会で、在校生代表として歓迎の辞を述べる阿部詩
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 柔道の東京五輪女子52キロ級代表の阿部詩(20=日体大)が15日、東京都世田谷区の同大世田谷キャンパスで行われた入学歓迎会に在校生代表として出席。約900人の新入生に対し、「私はこの厳しい状況に負けることはない。皆さんも夢や希望を諦めず、貪欲に前進を続けていってください」などと歓迎の辞を述べた。

 式典後には取材に応じ、1カ月後に五輪代表決定戦が控える兄で男子66キロ級の一二三(23)に対しては「今までも何か言葉を掛けたことはない。私が何かをして勝てるわけではない。私が頑張っていれば、兄も頑張ると思う」と述べ、“無言のエール”を届けた。一方、新型コロナウイルスの影響で決定戦は無観客開催となるが、兄妹である阿部も会場観戦が許されるかどうかは不透明。「私も見て応援したいが、そこはまだ分からない」と不安を口にした。

 国際柔道連盟が年内の国際大会の中止を発表し、12月のグランプリ(GP)ザグレブ大会出場を検討していた阿部も、さらに実戦機会が延びることに。「少しショックだったが想定はしていた。次に切り替えたい」と話し、年明けの国際大会出場を目指していく考えを示した。

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2020年11月15日のニュース