錦織 375日ぶりの公式戦は黒星 コロナ感染乗り越えるも全仏に課題

[ 2020年9月9日 00:49 ]

 男子テニス ジェネラリ・オープン第1日 ( 2020年9月8日    オーストリア・キッツビューエル )

初戦で敗退した錦織(AP)
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 シングルス1回戦で世界ランキング34位の第6シード、錦織圭(30=日清食品)が同47位のミオミル・ケツマノビッチ(21=セルビア)に6―4、4―6、2―6で敗れた。右肘手術や新型コロナウイルス感染を乗り越えて迎えた375日ぶりの公式戦で黒星発進。全仏オープン(27日開幕・パリ)に向けて課題を残した。

 空白の1年は簡単には埋まらなかった。昨年8月30日の全米オープン3回戦以来の公式戦。錦織は第2セットの第7、9ゲームで相手にブレークポイントを握られると、ともにダブルフォールトで失った。要所でミスを犯す、らしくないプレー。最終セットは第1ゲームで先にブレークを許すと、試合をひっくり返す余力は残っていなかった。

 第1セットは開始から5ゲーム連取する最高の立ち上がりだっただけに、痛恨の逆転負け。試合前は「緊張などいろいろな気持ちもあるけど、凄く楽しみ。調子はいいし、今は100%という感じ。早く自分のいいプレーを戻したいという気持ちが強い。そこに向けて一試合一試合を充実させたい」と意気込んでいたが、ブランクは隠せなかった。

 長かった。昨年10月に右肘を手術。今春の復帰を視野に入れていたが、コロナ禍で3月からツアーが中断された。ツアー再開初戦の8月のウエスタン・アンド・サザン・オープンは新型コロナウイルスに感染して欠場。5セットマッチでの復帰は故障リスクが大きいため、全米オープンの出場も見送った。

 今年からダブルス元世界ランキング1位のミルヌイ・コーチ(ベラルーシ)を招へい。リハビリや肘への負担を減らすフォーム修正に加え、ネットプレーにも磨きをかけた。離脱前に8位だった世界ランクは34位まで下降したが、焦りはない。17年には右手首負傷で長期離脱を強いられ、半年後の復帰戦を下部大会からスタート。一時は世界39位まで落としながらトップ10にカムバックした経験がある。昨年12月29日の誕生日から約9カ月。三十路初勝利はお預けとなったが、全仏オープンに向けて徐々に調整のピッチを上げていく。

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