新型コロナ禍 パラスポーツへの影響は… 東京パラへ難しいかじ取り

[ 2020年3月11日 09:00 ]

東京2020パラリンピックマスコットのソメイティ
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 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、各種競技で数え切れないほどの競技会やイベントが中止、延期に追い込まれている。東京パラリンピックを控えた障がい者スポーツも例外ではない。むしろ健常者の競技よりも反応は敏感だ。

 「脳性まひや頸髄(けいずい)損傷、筋ジストロフィーとか健常の人の3分の2以下の呼吸機能であったり、基礎疾患を持っている人は感染したら重篤化する可能性がある。今はとにかく感染しないということを最優先せざるを得ないですね」

 日本パラリンピック委員会(JPC)の井田朋宏事務局長は話す。国際大会で活躍が期待される有力競技で海外から選手を招いて行われるジャパンパラ大会はボッチャと車いすラグビーが中止。会場を訪れる観衆の間で感染の拡大を防ぐことはもちろん、選手を守るという意味でもやむを得ない決断だった。

 東京パラ開幕まで半年となった2月25日のイベントで陸上女子走り幅跳び代表の高田千明(ほけんの窓口)は感染拡大の影響に触れ「視覚に障害があると、手で触れることが一般の方よりもかなり多い。うがいに手洗い、除菌ペーパーを持ち歩いて何か触ったあとはすぐに(拭く)」と対策を語ったが、見えない状況で十分な効果を上げられるか。知的障がいがある場合は手洗いの徹底など感染リスクを下げるための工夫がどこまでできるのか、という問題もある。

 「4月以降こういう状態が続くのか心配。何をもって収束というのか判断が難しい」と井田事務局長。各競技団体などと連携しながら東京パラに向けた難しいかじ取りが続く。(記者コラム・東 信人)

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