元大関候補の意地 御嶽海、無傷の3連勝「もう一回、上を目指したい」

[ 2020年3月11日 05:30 ]

大相撲春場所3日目 ( 2020年3月10日    エディオンアリーナ大阪 )

正代(右)を押し出しで破った御嶽海(撮影・坂田 高浩)
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 平幕・御嶽海が関脇・正代を押し出し無傷の3連勝とした。昨年九州場所まで17場所連続で三役を務め、大関候補最右翼と呼ばれた実力者が、今年初場所で千秋楽まで優勝を争った難敵を圧倒し、再出発をアピールした。ほかに全勝は横綱・白鵬、大関獲りの関脇・朝乃山など7人。

 無観客でなければ拍手喝采だ。御嶽海が左ハズ、右おっつけで正代を押しまくった。土俵際で回り込まれても足は止めない。「自分の相撲が取れました。しっかり腰を割って、我慢して前に出られた」と頬を緩める。

 18年名古屋場所、19年秋場所と2度優勝し、一時は大関候補最右翼だった。三役の座を手放し西前頭2枚目で臨んだ今年初場所も7勝8敗。「2場所も三役を空けている。プライドを捨てて、もう一回、上を目指してやりたい」。出直しに必要なものは「押し相撲」と言い切る。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今場所は宿舎と会場を往復する日々。夜も食い倒れの街、大阪を出歩けない。「こんなに部屋にいるのは幕下以来。ご飯もいろいろ食べたいのに。うどん、焼き肉、お好み焼き」と、ため息が漏れる。ストレスがたまる状況で気晴らしはトランプだ。部屋の若い衆とババ抜きや大富豪に興じる。「修学旅行みたい。和気あいあいですよ」。上手にリフレッシュして異例の場所でも地力を発揮している。

 三役以下で3度目の優勝を飾れば史上初。戦争中の45年6月に一般非公開で実施された夏場所は平幕の備州山が優勝。無観客の今場所も平幕優勝がありそうだ。

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