ヴォレアス北海道 Vリーグ入れ替え戦中止に「整理ついていない」要望書提出も回答なし

[ 2020年3月11日 05:30 ]

会見を行ったヴォレアス北海道の古田主将、降旗GM、池田社長、エド・クライン監督(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)が男子2部のヴォレアス北海道と同1部のVC長野との入れ替え戦(14、15日、大阪)を中止するとした発表を受け、ヴォレアス北海道は10日に旭川市内で会見を行った。クラブ幹部は前日9日に上京し、Vリーグ機構に緊急要望書を提出。V1昇格へのチャンスを奪われ、元日本代表の古田史郎主将(32)はやるせない気持ちをあらわにした。

 突然の発表に動揺が走る中、クラブ、選手が口を開いた。無観客での入れ替え戦開催予定が一転しての中止。一方的な通達で、来季も今季と同じV2での戦いを強いられることに納得ができるはずはない。

 「ガッカリしている。来季は10月開幕なのに、なぜ延期できないのか。目標達成のために100%の練習をしてきて、戦わずして負けるのは納得しない」。エド・クライン監督(38)は率直な思いを口にした。今季はV2で2位につけ、入れ替え戦でのV1昇格のチャンスをつかんだ。Vリーグ機構の通達を受け、前日9日には降旗雄平GM(35)らが上京した。運営会社の池田憲士郎社長(33)と包括連携協定を結ぶ旭川市、東川町、鷹栖町、比布町の4市町長の連名で同機構に緊急要望書を提出。入れ替え戦の延期と特例措置を求めたが回答は来ていない。降旗GMは「入れ替え戦の実現を目指したい。救済措置を考えてくれたら」と再考を求めた。

 V1昇格を目指して戦ってきた選手にも混乱が広がっている。かねて「バレー人生の中で重要な意味を持つ戦い」と話してきた古田主将は言った。「選手として整理がついていない。今はどこに向かっていけばいいのか分からない」。やるせない思いを振り払うように、会見後のチーム練習に集中。指揮官は「今まで通りの練習をしていこう」と選手に語りかけた。

 この状況を受け、有志は対面による署名でなくSNSを通じたデジタル署名をスタートしている。「まだまだ諦めていない」と池田社長。状況好転へ、できるだけの手を打ち、声を上げていく。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2020年3月11日のニュース