バスケ男子 新型コロナ厳戒“無観客試合”で台湾に大勝 初陣ロシターはダブルダブル

[ 2020年2月25日 05:30 ]

バスケットボール男子アジア杯予選   日本96―57台湾 ( 2020年2月24日    台北 )

<日本・台湾>第3Q、リバウンドで競り合うロシター(0)
Photo By 共同

 バスケットボール男子の21年アジア杯予選は24日、台北で行われ、世界ランキング38位の日本が同62位の台湾に96―57で大勝した。昨年12月に日本国籍を取得したロシター・ライアン(30=宇都宮)が代表デビュー戦で17得点19リバウンド7アシスト2スチール。新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客だった会場で「エネルギーを出してプレーできた」と胸を張った。

 代表の国籍取得枠は1。東京五輪出場を目指すロシターは昨夏のW杯に出場したファジーカス(川崎)、1月に日本国籍を取得したエドワーズ(千葉)と定位置を争う。NBAウィザーズの八村ら海外組は招集できず、Bリーグに所属する国内組で構成されたチームで絶大な存在感を示した。

 当初、ラマス監督は21日に千葉で開催予定だった中国戦でロシターを起用し、台湾戦ではエドワーズを試す意向だったが、新型コロナウイルスによる中国戦の延期とエドワーズの故障で方針を転換。「ロシターは守備リバウンドで貢献してくれた」と目を細めた。

 ◆ロシター・ライアン 1989年9月14日生まれ、米ニューヨーク州出身の30歳。シエナ大から11年にフランス2部ASCデナインボルタイア(19年12月に/[日本]国籍取得/)に加入。12年はNBA下部Dリーグ(現Gリーグ)カントン・チャージに所属した。13年に栃木(現宇都宮)に加入。19年12月に日本国籍を取得した。ポジションはセンター、パワーフォワード。身長2メートル6、体重107キロ。

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