故ブライアント氏の葬儀でジョーダン氏の目に涙 2万人のファンが参列

[ 2020年2月25日 09:29 ]

壇上で涙を流すマイケル・ジョーダン氏(AP)
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 ヘリコプターの墜落事故で死亡したNBA元レイカーズのスーパースター、コービー・ブライアント氏(享年41)と次女ジアナさん(同13)、さらに同じく命を落とした6人の乗客とパイロットの合同葬儀が24日、レイカーズの本拠地、ロサンゼルスのステイプルズセンターで営まれ、2万人が参列。バネッサ夫人(38)は「私は彼をセレブともすぐれたバスケットボール選手とも感じていませんでした。彼は私の良き夫であり、子供たちにとっての素晴らしい父親。彼は私のすべてでした。お互いがいるからこその人間社会。だから“あなた”はジジ(ジアナさんの愛称)の面倒を見てね。私とナティ(長女ナタリアさん=17)、ビビ(三女ビアンカちゃん=3)、ココ(四女キャプリちゃん=生後8カ月)は今もベストチームを組んでいますよ」と語って参列者の涙を誘った。

 葬儀はビヨンセ、クリスティーナ・アギレラらが追悼の歌を披露する中で始まり、元レイカーズのマジック・ジョンソン氏(60)やかつてのチームメート、シャキール・オニール氏(47)といったNBAの元スター選手たちも参列。現役時代にブライアントとオールスターゲームでも対戦した元ブルズのマイケル・ジョーダン氏(57)は「私の一部が死んでしまった。大切な親友の1人。彼は私の弟のようだったし、知り合ったころから私は彼にとって最良の兄であろうとした」と大粒の涙を流しながら“弟”との思い出を語っていた。

 一般参列者は抽せんによる有料制で、AP通信によればサマンサ・デヘスースさんとジョージ・ガラーノさんの姉弟は2人で448ドル(約5万円)を払って着席。この日の収入はすべて故ブライアント氏の慈善団体に寄付されることになっている。

 なおバネッサ夫人は葬儀の数時間前、墜落したヘリコプターを所有していた航空会社のオーナーに対して民事訴訟を起こしたことが明らかになった。

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