競歩女子20キロ・岡田、2大会連続五輪へ 国内は無敵V6 女子初メダル狙う

[ 2020年2月17日 05:30 ]

陸上・東京五輪代表選考会兼日本選手権20キロ競歩 ( 2020年2月16日    神戸市・六甲アイランド甲南大周辺コース )

競歩女子20キロで6連覇を果たし、東京五輪代表に決まった岡田
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 女子は岡田久美子(28=ビックカメラ)が2位に3分19秒の大差をつけ、1時間29分56秒で6連覇を果たし、2大会連続の五輪出場を決めた。昨年の世界選手権で6位入賞した女子の第一人者は、東京五輪で女子初のメダルを狙う。男子は19年世界選手権で金メダルを獲得し、東京五輪代表を決めている山西利和(24=愛知製鋼)が1時間17分36秒で初優勝した。

 岡田は最初から最後まで独り旅だった。5キロ地点で早くも2位に30秒差をつけると、後はひたすら自分との闘いが待っていた。

 日本陸連が定める東京五輪の派遣記録1時間30分00秒は既に突破しており、勝てば代表。そのため「途中で暑さを感じた。脱水症状も考えられる」と、ペースを抑える安全歩行にスライドした。強風と降り続く雨の影響を受けたが、「とにかく代表」と歩き切った。

 1月は「食トレ」に励んだ。宮崎合宿中は「男子の長距離選手ぐらい食べました。メインの料理がボン、ボン、ボンってある感じ」と過去最高の量を食べた。男子並みに食べなければ持たないと考え「おかずを増やして」と直訴。体重増が悪と信じ、食事節制の影響から貧血に苦しんだ高校時代の姿はない。練習量が多い分、食べても体重は微増程度。ベストの47キロに落とし、6連覇を果たした。

 それでも、世界を見つめる日本記録保持者は、記録に満足しなかった。「欲を言えば日本新(1時間27分41秒)で代表を決めたかった。男子優勝の山西くんはいいタイム。(世界選手権)金メダリストは違うと思った」

 昨年は世界選手権で6位入賞し、5000メートル、1万メートル、20キロの日本記録を樹立。28歳で円熟期を迎えている。「ドーハ(世界選手権)で入賞したので東京五輪ではそれ以上の結果が求められる。メダル獲得ができる力をつけたい」。日本女子最強ウオーカーが狙うのは、日本女子初の表彰台だ。

 【岡田久美子(おかだ・くみこ)】
 ☆生まれとサイズ☆  1991年(平3)10月17日生まれ、埼玉県上尾市出身の28歳。1メートル58、47キロ。

 ☆競歩の道へ☆ 熊谷女子高で、顧問に勧められて競歩に転向。立大を含め、高校、大学で全国制覇を果たす。ビックカメラでは、専属コーチ不在の環境で練習に励む。

 ☆競歩の第一人者☆ 16年リオデジャネイロ五輪代表。世界選手権は3度代表になり、15年25位、17年18位、19年6位。18年アジア大会3位。

 ☆タニタ☆ 体調管理のために、健康総合企業のタニタと17年に契約。栄養、血液検査などの指導を受ける。好きな食べ物は焼き肉。

 ☆待ちわびたライバル候補☆ 19年世界選手権で20歳の藤井菜々子が7位。昨年急成長した若手を刺激にして新たなトレーニングにも着手。チューブを体に巻き、後ろから引っ張られながら歩く練習でスピード強化をした。

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