ウィザーズがマジックに完敗 今季最少得点で3連勝はならず ベンチ入りは9人

[ 2020年1月9日 10:21 ]

マジックのフルツとマッチアップしたウィザーズのトーマス(AP)
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 NBAウィザーズは8日、敵地オーランド(フロリダ州)でマジックと対戦し、123―89(前半52―69)で敗れて12勝25敗。故障者続出でついに実働9人(ベンチ枠は13人)で試合に臨んだが、最大36点差をつけられて今季初の3連勝は飾れなかった。

 4試合連続欠場のブラドリー・ビール(26)、11試合連続欠場の八村塁(21)ら、チーム所属の17人中8人が故障で離脱。先発したアイゼイア・トーマス(30)は7得点、3日のトレイルブレイザーズ戦で35得点を記録したジョーダン・マクレー(28)も9得点にとどまった。先発5人でわずか28得点。その一方でたった4人しかいないベンチ勢は奮起し、トロイ・ブラウンJR(20)が18得点と11リバウンド、「2―WAY契約」を締結しているセンターのアンジェイ・パセスーニクス(24)が16得点と2ブロックショット、ドラフト2巡目(全体42番目)に指名されたガード兼フォワードのアドミラル・スコフィールド(22)も18得点をマーク。第2Q途中では一時4点をリードしたが、その後はリズムを取り戻せず、苦手としているマジックに振り切られた。

 マジックには今季4戦全敗で通算の対戦成績は53勝71敗。ともに東地区サウスイーストに所属しているために同一シーズンで4回対戦するが、今季は121―125、120―127、101―122、89―123と一度も白星を挙げられず、このカードでは9シーズンぶり通算5回目の「スイープ」を喫してしまった。

 東地区全体7位でプレーオフ圏内に入っているマジックは18勝20敗。センターのニコラ・ブーチェビッチ(29)が28分の出場で29得点と9リバウンド、シューティングガードのエバン・フォーニエー(27)が19得点、ベンチから出たポイントガードのD・J・オーガスティン(32)が18得点をマークしてここ5戦で4勝目を挙げた。

 ウィザーズの今季平均得点はリーグ5位の115・6でオフェンスでは持ち味を発揮しているが、平均失点はリーグ最下位(30位)の120・1。これに対してマジックは得点こそ最下位の103・2だが、失点は2位の103・8で、この日も「ロースコア・コンセプト」を生かす形でウィザーズの得点を今季最少の89点にまでおさえこんだ。

 ウィザーズのロードでの成績は5勝15敗。10日には地元ワシントンDCでリーグ全体で最下位に沈んでいるホークス(8勝30敗)と顔を合わせる。

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