国学院栃木が最終調整 162得点の報徳学園相手も「雰囲気いい」

[ 2019年12月29日 15:26 ]

全国高校ラグビー大会2回戦 ( 2019年12月30日    花園ラグビー場 )

報徳学園戦へ意気込んだ国学院栃木のプロップ藤倉
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 28日の1回戦で大会歴代最多となる162得点を挙げた報徳学園(兵庫)と初戦を迎えるBシードの国学院栃木(栃木)が29日午前、奈良市内で約2時間、精力的に最終調整を行った。

 前日には練習後、ビデオ録画した報徳学園―山形中央(山形)をメンバーらで視聴した。だが一方的にトライを重ねていく試合展開に、吉岡肇監督は「参考にならない」と停止ボタンをぽちり。一方でノーシード最強との対戦を翌日に控えながら、選手がはつらつと練習する姿に「雰囲気はいいね。自信があるのかな」と好感触を得たようすだった。

 勝敗の鍵を握るのはFW戦。強力なバックス勢を軸に攻撃を組み立てる報徳学園に対し、国学院栃木は強力FWを前面に押し出す。特にフロントローは3人計339キロと超高校級。1年から3番を背負い、集大成となる最後の花園に挑むプロップ藤倉大介(3年)も「スクラムでいい流れをつくり、ボディーブローのようにダメージを与えたい」と宣戦布告した。

 過去最高成績は8強。初戦から難敵だが、吉岡監督は「かみ合えば過去最強かもね」と25回目の花園出場となる今年度のチーム力を信頼する。藤倉も「100%じゃないと勝てない。ちょうどいい」とニヤリ。まずは2年連続の正月超えを果たす。

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2019年12月29日のニュース