羽生、激闘のGPファイナル終えて「これからまた強くなれる」

[ 2019年12月8日 05:30 ]

フィギュアスケートGPファイナル最終日 ( 2019年12月7日    イタリア・トリノ )

男子フリー、演技をする羽生(撮影・小海途 良幹)
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【羽生と一問一答】――結果、点数について?

「まあ、こんなもんだろうと思っていた。ルッツ跳べているし、ループも跳べているから、まあ4回転も後半3本入れてみたいな感じで印象は強いけど、点数を取れているものがやっぱ少ないなと思っているので、まあこんなもんですね。(チェンに敗れた)世界選手権の時は“もうかなわないなあ”って思って“もっと強くなんなきゃな”みたいな感じで笑えてたけど、今回は勝負には負けているけど、自分の中の勝負にはある程度、勝てたので。ちょっと試合として一歩、強くなれたんじゃないかな」

――頭の体力を使った感じか?

「まあ疲れちゃいますよね。この構成で滑り込んでいるわけではないので。でも、まあこれが前半に関してはできたので。これから、これは必要になってくる。試合でこうやって、トレーニングとは言いたくないけど、結果としてトレーニングにはなったと思っているので。これからまた、強くなれる一歩になったんじゃないかな」

――自分の中での勝負に勝てたのはルッツのところか?

「まあループ、ルッツですね。ループも久しぶりに奇麗に決まったし、やっとという思いも強い。もちろんトランジション(つなぎ)の部分は4回転5本の構成にして、ルッツ入れて、やっぱり抜けている部分は多々あるので、そこは何とか滑り込みをしながら、全部滑り込んだ上で、全部跳べるようにっていうふうにしたいなと強く思っている。それができてこそのフィギュアスケートだと思うし、やっぱりジャンプ大会ではないので」

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