元賞金女王の森田理香子がキャディー、一ノ瀬優希 71の好発進「アドバイスが的確」

[ 2019年11月1日 14:47 ]

女子ゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディース第1日 ( 2019年11月1日    埼玉県飯能市 武蔵丘GC=6585ヤード、パー72 )

 ツアーの一線から退いてリフレッシュ中の13年賞金女王の森田理香子(29)が、キャディーとしてトーナメント会場に戻ってきた。今週、一ノ瀬優希(31)のキャディーを務め、最後にプレーした昨年6月のニチレイレディース以来の元気な姿をギャラリーの前で披露した。

 「ゴルフに対する考え方の勉強をしたかった。ゴルフをいろんな角度から見られたらいいと思い、1カ月くらい前にイチキ(一ノ瀬)に頼んでやらせてもらいました」

 そんな心強い援軍のサポートを受け、このところ調子を落としていた一ノ瀬も発奮した。前半を1オーバーで折り返したが、後半の2番でバーディーを奪い盛り返す。7番では残り162ヤードの第2打を「ユーティリティーにするかアイアンにするか迷ったが、森田に「ユーティリティーでいいんじゃない」と背中を押されピン下1メートルにつけてバーディーを奪った。直後の8番でもバーディーを決めて、9月のデサントレディース東海以来8ラウンドぶりにアンダーパーをマークした。

 「相談したら納得のいく答えが返ってくる。ピンに対してどこがベストか、ピンに突っ込んいいのかダメなのか。悩んでいたら的確なアドバイスをくれるので気持ち良く振れます」と感謝した。

 前週まで予選落ちが続いていたが、これで7試合ぶりの予選突破も見えてきた。報道陣から森田効果?と聞かれると森田は「それは言いすぎです」と話し、一ノ瀬も「それは明日(第2ラウンド)が終わってからですね」と笑顔で話した。

 昨年のツアー予選会の出場を回避し、競技から離れている森田は「普段は何もしてないです。家にいることが多いです」と現在の生活ぶりを説明する。競技への復帰に向けては「予定は未定です。ただ私にはゴルフしかないので」と以前よりも明るくなった表情で話していた。

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2019年11月1日のニュース