マラソン五輪代表の中村匠吾、札幌開催決定に「正直複雑」も…「切り替えて練習を」

[ 2019年11月1日 16:19 ]

9月、東京五輪マラソン代表に決まった男女4選手。(左から)女子2位の鈴木亜由子、女子優勝の前田穂南、男子優勝の中村匠吾、男子2位の服部勇馬
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 2020年東京五輪のマラソン・競歩の札幌移転が正式に決まったことを受け、男子マラソン代表の中村匠吾(27=富士通)は所属先を通じて「これまで東京開催に向けて多くの方々が準備を重ねてこられたので正直複雑な思いがあります」とした上で、決定した以上は、気持ちを切り替え、どのような条件、状況でも力を発揮できるよう練習に取り組みたい」とコメントを発表した。

 同じく男子マラソン代表の服部勇馬(25=トヨタ自動車)は「これから監督と相談し、大会までの対策、準備をして全力を出し切れるようにしたいと思います」とコメント。佐藤敏信監督は「札幌に決まったが、夏のマラソンには変わらないので対策をして良い状態でスタートラインに立てるように準備したい」とした。

 ドーハ世界選手権男子50キロ競歩で金メダルを獲得し、東京五輪でも金メダルが期待される鈴木雄介(31=富士通)は「オリンピックで50キロ競歩が開催されるのは東京2020大会が最後となる。私自身も良い結果を残せるよう、懸命に取り組みたい」と意気込みを語った。また以前から訴えていた「日陰のコース」についても「今後詳細を決めていく上で是非検討してほしい」と要望した。

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2019年11月1日のニュース