AS乾・吉田組4位 宿敵に競り負け“序列”覆せず…

[ 2019年7月15日 05:30 ]

水泳世界選手権第3日 ( 2019年7月14日    韓国・光州 )

デュエット・テクニカルルーティン決勝の演技を終えた乾(左)、吉田組。4位に終わり表彰台を逃した
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 アーティスティックスイミング(AS)のデュエット・テクニカルルーティン決勝が行われ、乾友紀子(28=井村ク)吉田萌(23=ザ・クラブピア88)組が92・1116点の4位に終わった。12日の予選をロシア、中国、ウクライナに次ぐ4位で通過。予選の得点は持ち越さないが、“序列”を覆すことはできなかった。

 20年東京五輪の前哨戦で、乾、吉田組が、3位を争う宿敵ウクライナに競り負けた。力強い動きを意識するあまり、予選より規定要素が乱れた。倒立の際に水面から出る2人の足の高さにズレが生じるなど細かいミスが出た。得点は92・1116。乾は「92点台の後半は出したかった」と唇をかんだ。

 絶対王者ロシアの直後の演技で“アラ”が目立ったことも逆風となった。五輪本番のデュエットはフリーとの合計点で争うが、技術力の高い日本はテクニカルでライバル国をリードできなければ苦しい。井村雅代ヘッドコーチ(68)は「足の高さで乾と吉田の差が見えた。高い方(の乾)に合わせないといけない。エレメンツ(規定要素)を外したら駄目」と厳しい表情を浮かべた。

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2019年7月15日のニュース