“ひねり職人”炎鵬 鮮やか5勝、79キロ差の矢後倒した

[ 2019年7月13日 05:30 ]

大相撲名古屋場所6日目 ( 2019年7月12日    ドルフィンズアリーナ )

矢後(左)をかいなひりで破る炎鵬(撮影・亀井 直樹) 
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 平幕の炎鵬が、矢後をかいなひねりで破り、1敗を守った。1メートル68、99キロの幕内最小兵は、小よく大を制す大相撲の醍醐味(だいごみ)を連日実践し、館内の声援を一身に集めている。平幕で初日から連勝していた照強と友風がそれぞれ敗れ、全勝は白鵬と鶴竜の両横綱だけになった。大関・栃ノ心が6日目から休場した。

 ひねり王子の面目躍如だ。身長差19センチ、体重差79キロの矢後戦。炎鵬は巨体に上から覆いかぶさられたが、右から相手の左腕を引っ張り、土俵にひねり倒した。

 「苦しかったですけど、我慢できたのが良かった。右がうまく使えたので、あそこから崩してくいくイメージはできていました」。負けるわけにはいかなかった。この日は取組が終わった後に今場所から使用している鳳凰(ほうおう)の化粧まわしをデザインしてくれたアーティストのKOTO(コト)さんとの対面式が予定されていた。自閉症などを抱えるコトさんは一般社団法人障がい者自立推進機構の支援を受け活動中で、実は出身校の西南部中(金沢市)で一緒に教育実習を行った仲だった。

 「教え方が凄くうまかったのを覚えています。今日は負けられないと気合を入れていきました」。ひねり王子らしい相撲で再会に花を添えたが、本人はそろそろ王子のニックネームを卒業したいよう。「王子はもういいです。それよりまだひねり職人の方がいい」と笑わせる。7日目は中学の相撲部で同期だった輝と対戦する。「楽しみです。(勝負は)15歳の時以来です。挑戦者のつもりでやりたい」。王子改め、ひねり職人の快進撃は止まらない。

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