大坂なおみ 4大大会3連覇消滅 落胆のレベルは「1から10で言えば、今は100ね」

[ 2019年6月2日 05:32 ]

テニス全仏オープン ( 2019年6月1日    パリ・ローランギャロス )

<全仏オープン第7日 大坂なおみ・シニアコバ>第1セット、ポイントを奪われ天を仰ぐ大坂なおみ(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 女子シングルス3回戦で、第1シードの大坂なおみ(21=日清食品)は世界42位のカテリナ・シニアコバ(23=チェコ)に4―6、2―6のストレートで敗れた。日本女子で04年の浅越しのぶ以来の16強入りを逃し、昨夏の全米、1月の全豪に続く4大大会3連覇も消滅。前人未踏のグランドスラム初優勝からの3連覇の挑戦が幕を閉じた。

 時折ため息を漏らしながらも、必死で笑顔を作りユーモアを交えたトークを続けた。3回戦敗退後の公式会見。普段とは違い大坂はジャージーのままで会場に姿を現した。落胆のレベルを聞かれ「1から10で言えば、今は100ね」と返答。世界ランキング1位の重圧を問われると「幸せな時間ではなかった。テニスの専門家じゃない人はランキングを見る。5億位の選手が相手なら(世界1位の)彼女が勝つと思うじゃない」と応じて笑いを誘った。

 詰めが甘かった。相手のシニアコバはダブルスの世界1位で昨年の4大大会女子ダブルスで全仏とウィンブルドン選手権を制した技巧派。第2、第6、第10ゲームはブレークポイントを握りながら、淡々と自分のプレーに徹する相手に奪われた。第2セットは第5、第7ゲームで連続ブレークを許して万事休す。相手の6度を上回る7度のブレークポイントを握ったが、1度も奪えずに、逆に自身のサービスゲームは3度、失った。

 消耗していた。1、2回戦はフルセットの末の逆転劇。疲労は抜けておらず、第1セット第6ゲームでは相手のドロップショットに反応しようとして足を滑らせて転倒した。粘りは見られず「ここに来てからはリラックスできていない。頭痛やストレスもあり、自分のプレーではなかった」と説明。「落胆という言葉は使いたくない。思い描いた結果にならず、がっかりしている」と唇をかんだ。

 1月の全豪後に世界ランキング1位に就いた。開幕前には4人にトップを明け渡す可能性があったが、2回戦を終えた時点ですべての対象者が姿を消したため、今大会後も世界1位を維持することが確定している。今後は7月1日開幕のウィンブルドン選手権を見据え、芝コートのシーズンに向かう。「今季のクレーでは4強が1回に8強が2回。一度も初戦で負けない過去最高のクレーシーズンだった。前を向いて進みたい」。まだ21歳、ローラン・ギャロスで味わった苦い経験を糧にする。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「卓球」特集記事

2019年6月2日のニュース