小鯛竜也 約60人の児童へ向け講義 「夢は見るもの。叶えるのは夢じゃなく目標」

[ 2019年5月17日 15:36 ]

「夢を持とう」というテーマの授業を終えて甲南小学校の児童に囲まれるプロゴルファー小鯛竜也
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 プロゴルファー小鯛竜也(29=フリー)がゴルフの普及を目的とした「ジャパンゴルフツアー選手会ゴルフ伝道活動」(日本高等学校ゴルフ連盟寄贈)のため兵庫県神戸市の甲南小学校を訪問し、スナッグゴルフなどで同校の児童約60人と交流した。

 「夢を持とう」と題した講義では「周りの人が何と言おうと、自分の考えを曲げずに取り組むことが大事です。何かになりたいという気持ちを忘れず、それを諦めなかったら必ず成功する時が来ます」と優しい口調で話し、2007年のプロテスト合格から2017年マイナビABCチャンピオンシップでのツアー初優勝まで丸10年を要した自らの経験を語った。

 今シーズンの小鯛はここまで4戦して予選通過は令和初戦だった5月の中日クラウンズ(43位)のみ。賞金ランクも102位と低迷している。飛距離を伸ばすためシャフトを0.5インチ長くした45・5インチの新ドライバーの感触を確かめながらの奮戦が続いているが「来て良かったです。純粋な子どもたちを見てパワーをもらえました。こういう機会でもないと、自分のことをあらためて振り返ることもないですから。ゴルフを始めたころの自分の気持ちを思い出すことができました」と小学生との交流で気持ちを新たにした。

 「夢は見るもの。叶えるのは夢じゃなく目標」というのが持論。その小鯛の現在の目標は「毎年、勝てる選手になること」。しかし、2017年のツアー初優勝以降、まだ、勝利はない。「去年は勝てなかったので今年はその分も含めて2勝したいと思います」と子どもたちの前で今季のマルチ優勝を宣言した小鯛。23日開幕の関西オープン(奈良・KOMACC)から再スタートを切る。
 

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