全米プロ開幕!松山 難コースに苦闘も後半盛り返しイーブン

[ 2019年5月17日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 全米プロ選手権第1日 ( 2019年5月16日    米ニューヨーク州 ベスページ・ステートパーク・ブラックコース )

<全米プロ選手権>第1ラウンド、10番でティーショットを放つ松山英樹
Photo By 共同

 今季のメジャー第2戦が開幕し、インから出た松山英樹(27=LEXUS)は5バーディー、5ボギーのイーブンだった。大会2度目の出場となる今平周吾(26=フリー)は3バーディー、7ボギーの4オーバー。4月のマスターズに続くメジャー連覇を目指すタイガー・ウッズ(43=米国)はスタートの10番と17番でダブルボギーを叩き、後半盛り返したが2オーバーだった。

 屈指の難コースで松山はスコアメークに苦しんだ。出だしの10番。第1打をフェアウエー右のバンカー、2打目もグリーンに届かず右手前のバンカーに入れた。だが、第3打をピンまで3メートルに寄せパーセーブ。これでリズムをつかみ、11番ではピン左手前4メートルのバーディーパットを沈め幸先のいいスタートを切った。
 7459ヤードでパー70のコースは、ラフも深く「正確性が求められる」と警戒を強めていた。14日の練習では約6時間をかけ、入念に18ホールを回った。前日の15日も1番からの9ホールを練習ラウンド。ホールアウト後もショット練習を行い、最終調整に余念がなかった。「ちょっとずつ良くなってきてはいるので、自分に期待する部分と不安な部分と両方ある」と話すなど状態は上向きだった。

 だが、やはりメジャーコースは厳しかった。12番でバンカーからのリカバリーが寄らずにボギーとすると、14番でも1メートルのパットを外しボギーで1オーバーに後退。17番もグリーン右手前の深いバンカーに入れてボギー。前半は2オーバーで折り返した。後半も1番でスコアを落としたが、2番は第2打をピンそばに寄せる会心のショットでバーディー。ようやく2オーバーに戻した。

 開催時期が変わったとはいえ、2年前の大会では最後まで優勝争いするなど相性はいい。悲願のメジャー制覇へ「優勝しか考えない」と自らを鼓舞する松山が我慢のゴルフを続けた。この後4番でバーディー、5番でボギーとしたが6、9番でバーディーを奪いイーブンで初日を終えた。

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2019年5月17日のニュース