鶴竜と栃ノ心が全勝守る 朝乃山は初黒星「切り替えてやりたい」

[ 2019年5月17日 18:42 ]

大相撲夏場所6日目 ( 2019年5月17日    両国国技館 )

<夏場所6日目>懸賞金を手にする鶴竜(撮影・久冨木 修)
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 横綱・鶴竜が大栄翔をはたき込み、関脇・栃ノ心は逸ノ城を寄り切って2人が全勝を守った。もう1人全勝だった幕内・朝乃山は阿武咲に押し出され、1敗に後退した。

 鶴竜は大栄翔との突き合いからの引き技で決めた。土俵際まで押し込まれ、ヒヤリとする場面もあったが「しっかり相手が落ちるのが確認できた。ヒヤリ?そういう意識があれば(土俵から)出ている。なければ余裕があると言うこと。いい相撲じゃないけれど」と複雑な表情だった。

 栃ノ心は227キロの逸ノ城と得意の右四つながらガップリ胸を合わせて組み合う力相撲。最後は相手の左上手を切り、頭も付ける慎重さだった。「危なかった。(逸ノ城が)無茶苦茶、まわしを(きつく)締めていて指が入らなかった。勝ててよかった、我慢してよかった」と笑顔。10勝すれば大関復帰できる特例まで、残り9日間でマジック4とした。

 平幕でただ1人全勝だった朝乃山は阿武咲の右のど輪になすすべなく後退した。「やっと1回負けたので切り替えてやりたい。(全勝で)硬くなっていたかも知れません」と出直しを誓った。

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2019年5月17日のニュース