体操・谷川翔「一緒に戦って勝ちたかった」内村不在のNHK杯で初Vへ

[ 2019年5月17日 14:21 ]

NHK杯に向け会見に臨んだ谷川翔
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 体操の個人総合で争うNHK杯は18日に女子、19日に男子が東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われる。17日は有力選手が会見し、4月の全日本選手権で連覇を飾った男子の谷川翔(順大)は「優勝したいと強く思っている。NHK杯をもらう姿を想像するけどしっくりくるなというか、そうなったらいいなと練習の時に思っていた」と気合を入れた。

 全日本の得点を持ち越す今大会で3位以内に入れば、個人総合での世界選手権(10月、ドイツ)代表が決まる。谷川翔は全日本2位の萱和磨(セントラルスポーツ)に0・937点差、3位の武田一志(徳洲会)に1・068点差をつけて勝負の6種目に臨む。

 全日本で内村航平(リンガーハット)が予選落ちを喫したため、10連覇を達成していた今大会は不在。「内村さんがいないのは変な感じ」と谷川翔は言う。昨年はNHK杯の最終種目の鉄棒で落下し、内村が全日本3位から逆転優勝を飾った。「内村さんが下から追い上げてくるのが怖かった。その点では怖いのはないけど、一緒に戦って勝ちたかった」と話した。

 世界選手権の代表を逃した昨年から1年。「NHK杯と聞いていい思い出はないし、恐ろしい言葉。それを乗り越えなきゃ代表にはなれない」とした上で、「ここまで来たらやるしかない」と闘志を高めた。キング不在のNHK杯で、20歳が主役を務める。

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2019年5月17日のニュース