【岡崎真の目】紀平 ミス引きずらずGOE稼ぐ 冷静で丁寧な滑りさすが!!

[ 2019年2月9日 07:48 ]

フィギュアスケート 四大陸選手権第1日 ( 2019年2月7日    米カリフォルニア州アナハイム )

演技冒頭のジャンプこそ抜けてしまったが随所にらしさは見せた紀平(撮影・長久保 豊)
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 紀平の冒頭の3Aは、いつもよりも跳びに行こうとしすぎていたように感じた。突き指の影響で十分に手を締め切れないと思ったのか、あるいは助走の時にスピードが足りなかったのか、無理に高さを出そうとして腕の振り上げなど余分な動作が増えてしまい、その分体の軸が外に外れてばらけてしまったように見えた。それでもミスを引きずらず、後の演技は冷静に丁寧に滑り、しっかりGOE(出来栄え評価)を稼いだのはさすがだった。

 指のケガが心配だったが、少なくとも他の3回転を見た限りでは影響はほとんど見られない。スピンでブレードをつかんでバリエーションをする時などに多少の違和感はあるかもしれないが、大きな影響はなさそうなので安心した。

 SPで出遅れたとはいえ、首位とはまだ5点差なのでフリーでの逆転は十分可能だ。3Aは今回のように失敗すると大失点になってしまう危険もあるが、練習ではきちんと跳べているようなので、普通に跳べば心配はいらないだろう。

 2位の坂本も全日本女王らしい貫禄の演技で素晴らしかった。フリーもハイレベルの戦いを期待したい。

(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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