鳴戸部屋の暴行力士、引退届を提出 師匠の鳴戸親方は3カ月の減俸処分

[ 2019年2月9日 05:30 ]

 日本相撲協会は8日、両国国技館で臨時理事会を開き、鳴戸部屋の三段目力士が未成年の弟弟子に柔道の絞め技をかけるなど暴力を繰り返していた問題で、三段目力士から引退届が提出されたため同日付で受理した。

 相撲協会のコンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=元名古屋高検検事長)は三段目力士について、失神させようとした行為が危険で悪質だったとして「引退勧告相当」の意見を八角理事長(元横綱・北勝海)に答申。理事会でも引退勧告に相当すると確認した。

 師匠の鳴戸親方(元大関・琴欧洲)の処分は3カ月の報酬減額10%。また三段目力士の指示で絞め技をかけた成人の弟弟子の他に、未成年の弟弟子も暴力に関与していたことが判明。成人の弟弟子には注意処分、未成年は指導処分とした。

続きを表示

2019年2月9日のニュース