白鵬大失速…３年ぶり３連敗　過去５回全てＶ逸も「頑張る」

大相撲初場所１３日目 （ 2019年1月25日    両国国技館 ）

＜初場所１３日目＞貴景勝（左）に敗れ３年ぶりの３連敗となった白鵬（撮影・郡司　修）
Photo By スポニチ

　２差独走態勢からの大失速。白鵬が貴景勝に敗れて、ついに首位から陥落した。３連敗は１５年九州場所以来で、およそ３年ぶり。自力Ｖも消滅した。

　まわしに手が届かぬままバッタリ。「途中で引っぱり込んでやろうと思いました。うまかったね」と完敗をサバサバと振り返った。

　１０連勝後の３連敗。天覧相撲が初日か中日と予想し、後半にピークを持っていく普段の調整法を変え、今場所は前半から飛ばした。その反動が、九州場所前に手術した３３歳の右膝に影響している。

　帰り際に「体が動かないな」とポツリ。右膝への負担については「ずっとだよ」と初めて弱音が漏れた。横綱昇進後、不戦敗を除くと３連敗は５度目で、いずれもＶ逸。「頑張ります」という声にも力がなかった。