ハーデンが自己最多の61得点 ペイサーズのオラディーポは膝に重傷

[ 2019年1月24日 15:30 ]

ジャンプシュートを放つロケッツのハーデン(AP)
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 NBAは23日に各地で10試合を行い、ロケッツのジェームズ・ハーデン(29)が敵地ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデン(MSG)で行われたニックス戦で、チーム全得点の53・5%に相当する61得点を1人でマーク。フィールドゴール(FG)を38本中17本(うち3点シュートは20本中5本)、フリースローを25本中22本成功させ、昨年1月のマジック戦で挙げていた自己最多記録(60得点)を1点上回った。

 ハーデンの50得点以上は今季5回目。30得点以上は歴代4位の21試合連続となった。30得点以上の上位3つの連続記録は、いずれも1試合100得点のリーグ記録を達成している故ウィルト・チェンバレン(元ウォリアーズほか)が保持しているもので、最長が65試合で2位は31試合、3位は25試合。ハーデンがどこまでこの記録に迫っていくのかが注目されている。

 ニックスの本拠地MSGでの最多得点記録はカーメロ・アンソニーが2014年にマークした62。ロードチームの最多記録はコービー・ブライアント(元レイカーズ)の61得点で、ハーデンはこの記録に並んだ。

 試合は終盤競り合いとなったがロケッツが114―110(前半58―63)で勝って27勝20敗。ロケッツは第4Q残り9・8秒、この日20得点のエリック・ゴードン(30)の3点シュートで112―100と逆転し、そのゴードンのスティールから残り3・8秒にハーデンが自身61得点目となるダンクを決めた。

 ニックスは10勝36敗。開幕前にマイナーGリーグとの「2―WAY契約」を締結していた新人ガードのアロンゾ・トリアー(23)が自己最多の31得点を稼いだが、チームは7連敗となった。

 一方、W杯と五輪を対象にした米国代表候補(計35人)に名を連ねているペイサーズの主力ガード、ビクター・オラディーポ(26)は地元インディアナポリスで行われたラプターズ戦の第2Qに右膝を負傷。相手のロングパスを防ごうとした際に膝がねじ曲がってしまったもので、チームトップの平均19・2得点をマークしていたが、今季の出場は絶望視されている。

 試合は東地区全体3位のペイサーズが110―106(前半59―47)で勝利を収めて32勝15敗。オラディーポを欠きながらもチーム一丸となった戦いを見せて3連勝を飾った。

 主力フォワード、カワイ・レナード(27)が休養で4試合連続の欠場となった東地区全体2位のラプターズは36勝14敗。連勝は3で止まり、3位ペイサーズとの差は2・5ゲームとなった。

 不振に陥っているグリズリーズは地元メンフィスでホーネッツに107―118(前半54―58)で敗れて19勝29敗。トレード要員となっているセンターのマーク・ガソル(33)が22得点、17リバウンド、10アシストで今季初のトリプルダブルを達成したが、チームはこれで7連敗となった。

 渡辺雄太(24)はベンチ入りしたものの出番はなし。グリズリーズはここ14戦で13敗目を喫し、球団側はこの日31得点を記録したガードのマイク・コンリー(31)もガソル同様にトレードの対象にすることを明らかにしている。

 勝ったホーネッツは23勝24敗。ここ5戦で4勝目を挙げ、勝率5割復帰にあと1勝と迫った。

 <その他の結果>

*セルティクス(30勝18敗)125―103キャバリアーズ(9勝39敗)

*ネッツ(26勝23敗)114―110マジック(20勝28敗)

クリッパーズ(26勝22敗)111―99*ヒート(22勝24敗)

*76ers(32勝17敗)122―120スパーズ(27勝22敗)

ホークス(15勝32敗)121―101*ブルズ(11勝37敗)

ピストンズ(21勝26敗)98―94*ペリカンズ(22勝26敗)

*ジャズ(27勝22敗)114―108ナゲッツ(31勝15敗)

 *はホームチーム

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