御嶽海 再出場いきなり白鵬撃破、35年ぶり3横綱総なめ

[ 2019年1月24日 05:30 ]

大相撲初場所11日目   ○御嶽海―白鵬● ( 2019年1月23日    両国国技館 )

白鵬(左)を押し出しで破る御嶽海(撮影・沢田 明徳)
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 この日から再出場した小結・御嶽海が横綱・白鵬に今場所初めて土をつけた。稀勢の里と鶴竜には休場前に勝っており1984年春場所の大乃国以来、三役以下の力士として35年ぶりに1場所で3横綱総なめを達成した。休場明け最初の対戦で横綱を破ったのは、1952年1月場所の横綱・東富士以来で、三役以下の力士では1951年9月場所の小結・備州山以来。1敗の白鵬を2敗の玉鷲が追う展開となった。

 再出場の御嶽海が白鵬を一方的に押し出した。稀勢の里、鶴竜に続いて3横綱を撃破。白鵬の独走を止める殊勲に座布団が舞った。5日ぶりの本場所に「気持ちいいですね」。35年ぶりの3横綱総なめの快挙にも「よかったんじゃないですか」とクールに一言で振り返った。

 迷いがなかった。「勝てるとしたらあれしかない。立ち合いで全部決まるから」。膝から太腿にかけてのテーピングが痛々しい左脚で鋭く前に出た。会心の踏み込み。意表を突かれた白鵬がたまらず引くが、ついていった。最後まで腕を伸ばし、無敗の横綱を土俵の外へ追いやった。

 5連勝と快調に飛ばしながら6日目の妙義龍戦で、「初めて」という左膝の腱を損傷。車椅子で花道を下がった。「正直、やばいなと思いました」。しかし、休場中に中継を見て「不思議な感じ。相撲を取りたいなと思いました」と再出場の意欲が募った。

 急回復のため、治療をしつつ「ケガの回復には睡眠が一番」と周囲から聞き、寝まくった。朝、ゆっくり起きて治療から帰ると昼寝。夜も11時には就寝。あまりの睡眠量に「まだ成長期かな」と自分でも驚いたという。そのかいあってか、9日目の朝にはまわしを巻いて稽古場に下りられるほどに回復。同時に、自分の相撲を見つめ直すこともできた。

 再出場は、12場所連続で守っている三役へのこだわりでもある。この日の朝稽古では「三役は平幕とは全然違う。3連勝したい。勝ち越しだから」。今でも階段は右足で1段ずつしか上れないが、この歴史的1勝で勝ち越しは見えてきた。

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