井上大仁 “仮想MGC”4月ボストンマラソン出場を明言「しっかり勝負したい」

[ 2019年1月10日 18:10 ]

ニュージーランド合宿に出発する井上(左)と木滑
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 18年ジャカルタアジア大会マラソン金メダルの井上大仁(26=MHPS)が10日、ニュージーランド合宿出発前に成田空港で取材に応じ、4月に行われる世界最高峰マラソンレースの一つ、ボストンマラソンに出場することを明言した。井上は「ペースメーカーがいないレースはそれだけで気も張る。この先に向けてしっかりと勝負したい」と“仮想MGC”に位置付けている。

 ボストンマラソンはレース終盤に上り坂があることで有名。9月に行われる東京五輪マラソン代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」も終盤37キロ付近に上り坂があり、同じような経験ができると出場を判断した。当初は3月の東京マラソン出場も視野に入れていたというが「記録を狙えるレースはそういう時期が来たら狙いたい。今年はどれだけ勝負できるかです」と力強く語った。

 同じチームでMGC出場権を持つ木滑良(28=)らも合宿に出発した。東京マラソンに出場する木滑は「去年もニュージーランド後の東京マラソンは良い感じだった。今年も同じようにサブテン(2時間10分以内)を出せる感覚をつかみたい」と話していた。

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2019年1月10日のニュース