錦織圭 19年初戦で鬼門ツアー決勝突破 全豪OPへ「自信を持ってやりたい」

[ 2019年1月6日 21:22 ]

ブリスベン国際男子シングルス決勝   錦織圭―ダニル・メドベージェフ ( 2019年1月6日    オーストラリア・ブリスベン )

ブリスベン国際の男子シングルスで優勝し、トロフィーを掲げる錦織圭(AP)
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 新年最初の大会で勝負強い男が復活を遂げた。錦織圭(29=日清食品)が、第4シードで同16位のダニル・メドベージェフ(22=ロシア)を6―4、3―6、6―2で下し、9連敗中と鬼門だったツアー大会決勝を突破。2016年2月のメンフィス・オープン以来、2年11カ月ぶりにツアー12勝目となる優勝を飾った。

 「本当にうれしい。やっとここでタイトルが獲れた。(ブリスベン国際は)7、8回目の出場だから」。今大会2年ぶりの決勝進出となった錦織はサーブもストロークも好調。第2セットで今大会4試合目で初めてセットを落としたものの、押し切った。

 昨年10月の楽天オープン決勝で敗れた相手に雪辱を果たした。「日本で彼に負けているから。ケガから、ここまで回復してプレーできて本当にうれしい。(14日開幕の全豪オープンでも)今週みたいなプレーができれば上にいけるチャンスも増える。このテニスを意識して自信を持ってやりたい」。2017年8月に痛めた右手首の不安は、もうない。悲願の4大大会初制覇へ初戦を迎える。

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