カウボーイズが4季ぶりにプレーオフで勝利 シーホークスに競り勝ってNFC準決勝に進出

[ 2019年1月6日 14:40 ]

RBエリオットにパスを投げるカウボーイズのQBプレスコット(AP)
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 NFLのプレーオフ、ナショナル・カンファレンス(NFC)の1回戦がテキサス州アーリントンで行われ、東地区1位で地元のカウボーイズ(10勝6敗)が24―22(前半10―6)で西地区2位のシーホークス(10勝6敗)を振り切ってNFCの準決勝に進出。2014年シーズン以来、4季ぶりにポストシーズンで白星を挙げた。

 カウボーイズは10―14で迎えた第4Qの2分32秒、RBイジキール・エリオット(23)が残り1ヤードを突破して逆転のTDを奪い、12分52秒にはQBダク・プレスコット(25)が残り1ヤードから自らボールを押し込んでダメ押しのTDをマークした。

 カウボーイズとシーホークスがプレーオフで対戦したのはこれが2度目だが、2007年の一戦ではシーホークスが1点差で勝利。カウボーイズは12年ぶりの再戦で雪辱を果たした。

 2016年シーズンに新人王となったプレスコットは33回中22回のパス成功で226ヤードと1TDをマーク。エリオットはランで137ヤード(キャリー26回)、レシーブで32ヤード(4回)を稼いでチームを引っ張った。

 シーホークスはプレーオフ初戦では9連勝中だったが今季は黒星。キッカーのセバスチャン・ジャニカウスキー(40)が前半に利き足でもある左足の太腿を痛め、後半は苦境に立たされた。

 オーストラリア出身のパンター、マイケル・ディクソン(23)がドロップキックでキックオフを行い、後半にマークした2つのTDのあとはキックではなくランによる2点コンバージョンを成功させて食い下がったがあと一歩及ばなかった。

 2点を追っていた第4Qの最後のキックオフはオンサイド・キックの場面だったが、プレースキックができないディクソンはまたしてもドロップキックを敢行。ところが“距離感”がまったく合わず、攻撃権を再び得ることはできなかった。

 なおカウボーイズはNFC準決勝で第1シードのセインツか、第2シードのラムズ(ともに13勝3敗)のどちらかと顔を合わせる。

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