悲願の単独優勝へ 桐蔭学園にOBの日本代表FB松島からアドバイス 藤原監督「非常に的確でした」

[ 2019年1月6日 23:50 ]

取材に応じる桐蔭学園・藤原監督(撮影・坂田 高浩) 
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 第98回全国高校ラグビー大会は、7日に東大阪市・花園ラグビー場で決勝が行われる。両校優勝だった2010年度以来、8季ぶり2度目の優勝を目指す桐蔭学園(神奈川)は6日、神戸市内で最終調整を行い、初優勝を目指す大阪桐蔭(大阪第1)との大一番に備えた。

 約2時間の練習では、攻守の連係やセットプレーを重点的に確認。最後はボールを使わない“エアラグビー”でコミュニケーションの徹底を図った。藤原秀之監督は「まず決勝に進めたので、ここでラグビーをできる喜びを味わってもらいたい。見ての通り、できることは一つ」と奇をてらわず、伝統の継続ラグビーを貫くことを宣言した。

 前回の東京五輪が開催された1964年の開校と同時に、創部されたのがラグビー部。単独優勝は現役選手はもちろん、OB、関係者の悲願だ。藤原監督は「桐蔭ファミリーがいるので、一丸となって頑張りましょう(と選手に言っている)」。シーズンを通じてOBの有形無形の支援を受けて、ここまでたどり着いた。

 指揮官の元には東福岡(福岡)との準決勝に快勝後、たくさんのOBから祝福や激励のメールが届いたという。その一人がOBの出世頭で、10年度の優勝メンバーだった日本代表FB松島幸太朗(サントリー)。藤原監督は「松島からは(大阪桐蔭の)分析結果が来ました。非常に的確でした」とニヤリ。攻略のための戦術面の助言もあった模様だが、言葉を濁してまたニヤリ。全ての力を結集して、初の単独頂点を極めてみせる。

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2019年1月6日のニュース