錦織 2年ぶり決勝進出、1時間7分の圧勝劇「パーフェクト」

[ 2019年1月6日 05:30 ]

テニス・ブリスベン国際 ( 2019年1月5日    オーストラリア・ブリスベン )

男子シングルス準決勝でジェレミー・シャルディーと対戦する錦織
Photo By 共同

 男子シングルス準決勝では第2シードで世界ランキング9位の錦織圭(29=日清食品)が40位のジェレミー・シャルディー(31=フランス)を6―2、6―2で下し、2年ぶりに決勝に進出した。錦織は6日の決勝で2016年2月のメンフィス・オープン以来3季ぶりとなるツアー大会通算12度目の優勝が懸かる。

 わずか1時間7分で圧倒した。準決勝のシャルディー戦の鍵に挙げたサーブ、リターンで優位に立ち、ねじ伏せた錦織は「これ以上のプレーはない。全てが良かった。パーフェクト」と声を弾ませながら総括した。今大会で1セットも落とさず、不安要素も見せず、2年前に敗れた決勝の舞台にたどり着いた。

 球種、コースを巧みに変える第1サーブは7割の成功率を誇り、サービスゲームを全てキープ。準々決勝後の調整で確認したリターンも高精度だった。返球後にネット際に詰めて重圧をかける場面もあり、相手の第2サーブのポイント獲得率を32%に封じ、計4度もブレークした。

 2017年8月に右手首を故障したが、昨季序盤に実戦復帰。「ケガなくトレーニングできる体に戻ってきたので、また新たなワクワクがある」と迎えた今季ツアー開幕戦で、3季ぶりのタイトルにあと1勝と迫った。ツアー決勝で現在9連敗を喫しているが、「いつも通り戦うだけ。自信を持って臨みたい」と意気込んだ。

続きを表示

2019年1月6日のニュース