五輪女王ザギトワ 演技点は全体トップも銀「緊張と向き合わないといけない」

[ 2018年12月10日 05:30 ]

フィギュアスケート GPファイナル最終日 ( 2018年12月8日    カナダ・バンクーバー )

情熱的に滑り、演技点トップだったザギトワ(撮影・小海途 良幹)
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 五輪女王ザギトワも、人の子だった。紀平の得点を確認すると、苦笑いしながら頭を抱えた。序盤に予定していたルッツ―トーループの連続3回転の前半に着地が乱れ、1回転トーループに。表現豊かな舞いで演技点は全体トップの72・70点をマークしたが、紀平とジャンプの難度に差が出た。

 SPでは世界最高得点を叩き出した紀平に次ぐ2位スタート。フリー前に行われた2度の公式練習で、強度の高い滑りを消化する表情に余裕は消えていた。シニアデビューした昨季はファイナル、欧州選手権、平昌五輪で優勝。「1年目は2年目よりも期待がなかったからやりやすかった。今はたくさんの期待があり、緊張と向き合わないといけない」と複雑な胸中を吐露した。

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2018年12月10日のニュース