世界女王ナガマツ 鬼門の初戦突破「思うようにプレーできた」

[ 2018年9月13日 05:30 ]

バドミントン ダイハツ・ヨネックス・ジャパン・オープン第2日 ( 2018年9月12日    東京都調布市・武蔵野の森総合スポーツプラザ )

ロシアペアを破り初戦を突破した永原(左)、松本組
Photo By 共同

 女子ダブルス1回戦で、今年の世界選手権金メダルの永原和可那(22)松本麻佑(23=ともに北都銀行)の「ナガマツペア」がロシアペアを2―0で下し、鬼門だった1回戦を突破した。男子ダブルスは世界選手権銀メダルの園田啓悟(28)、嘉村健士(28=ともにトナミ運輸)の「ソノカムペア」もインドペアに2―0で順当に勝ち上がった。

 世界女王ペアにジンクスはもはや関係なかった。今年の世界選手権金メダルの「ナガマツ」はロシアペアをわずか30分足らずで料理。初出場の15年から3年連続で初戦敗退だっただけに、松本は「ジャパン・オープンでは1回戦を突破したことがなくて、この試合に懸ける思いは強かった。今日は思うようにプレーができた」と胸を張った。

 世界選手権を制した後はスペインマスターズ大会(8月)も優勝。波に乗っているペアが地元優勝に向け勢いづいた。第1ゲームは8連続得点などで一気呵成(かせい)。第2ゲームももたつくことなく、あっという間に試合は決した。永原は「スペインで優勝できたことも大きな自信」と話した。

 2人とも北海道出身。6日に発生した北海道胆振(いぶり)東部地震では知人や家族に大きな被害はなかったというが、札幌市出身の松本、芽室町出身の永原は「活躍を北海道に届けたい」と口をそろえた。

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2018年9月13日のニュース