豊ノ島、3連勝で関取復帰見えた 「何万回も経験した」土俵際で逆転

[ 2018年9月13日 15:53 ]

大相撲秋場所5日目 ( 2018年9月13日    両国国技館 )

 関取復帰を目指す西幕下筆頭の豊ノ島(35=時津風部屋)が3連勝で勝ち越しに王手をかけた。友風を攻め込んで追い詰めたが、こらえられて土俵際まで逆襲された。ここからが真骨頂。「これまで何万回も土俵際を経験している」と、周り込みながら小手投げを決め逆転した。

 立ち合い、先場所で同じ相手に対して失敗した張り差しは「しない」と決めていた。それでも友風に2度、突っかけられて「イライラまではいかないけど、張り差しが一瞬浮かんだ」。ぐっとこらえて踏み込んで当たり、好結果につなげた。

 2年前の名古屋場所前に左アキレス腱を断裂し、2場所全休。そこから幕下での相撲が続いている。いよいよ関取復帰が見えてきたベテランは「まだ負けていないので、全勝で(優勝)。お祝いのボーナスがあってもいい」と意気込んだ。

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2018年9月13日のニュース