栃ノ心は“血眼”1敗死守 右眉上パックリ、取り直しで逆転

[ 2018年9月13日 05:30 ]

大相撲秋場所4日目   ○栃ノ心-玉鷲● ( 2018年9月12日    両国国技館 )

右眉上から流血した栃ノ心(撮影・西川祐介)
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 カド番の栃ノ心は辛うじて白星を手にした。立ち合いで低い玉鷲に起こされながらも突いて押し返して反撃。攻めきれずに再び後退したが、土俵際ではたき込んだ。「(玉鷲の)頭が当たった」という右眉上から流血する大関に軍配は上がったが、物言いで取り直しに。2度目も相手の圧力に下がったが、突き落としで逆転した。

 先場所中に痛めた右足親指が万全でないのか、上体が起きてまわしに手が届かない姿が目立つ。難敵を下してカド番脱出までマジック5としたが右眉上の傷は深く、幅も4センチほどあり、厳しい状況だ。パックリと裂けた傷を縫う必要があるかと問われ「そうだね」とため息。すぐに「大丈夫」と気持ちを切り替えたが、5日目の御嶽海戦に不安を残す一日となった。

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2018年9月13日のニュース