体操協会 自主的に第三者委設置へ 塚原千恵子強化本部長への過度な取材自粛を要請

[ 2018年9月2日 18:23 ]

日本体操協会の塚原千恵子・女子強化本部長
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 日本体操協会が2日、公式サイトに「第三者委員会立ち上げについて」と題して文書を掲載。先月30日に表明していた第三者委員会設置の決定を改めて報告し、選手や塚原千恵子女子強化本部長(71)への過度な取材を自粛するよう報道陣に配慮を求めた。

 協会は文書の冒頭で「この度は宮川選手提起によるパワハラ問題に関し、関係各所に多大なるご迷惑をおかけしており、深くお詫び申し上げます」と謝罪。「2018年8月29日開催の宮川紗江選手による記者会見で提起されましたパワハラ問題について、8月30日午前中、『宮川選手提起によるパワハラ問題対策会議』の開催を決め、当事者を除く正副会長と関連理事に呼びかけ、対策会議を行いました」と経緯を説明し、「その結果、宮川選手の正式な文書などによる訴えなしに、至急、本件のパワハラ問題について第三者委員会を設置し、迅速な調査結果を求めることを決定いたしました」と協会が自主的に第三者委員会を設置することを報告した。

 「本会といたしましては、世界体操競技選手権に向けて集中する選手の環境を整えるため、この第三者委員会による早期の結果報告に、全面的に協力していく方針です」とし、「一部、選手や強化本部長に対しまして過剰な取材活動がその妨げになる可能性がありますので、ご配慮いただきますよう何卒ご理解ご協力のほどお願い申し上げます」と報道陣に呼びかけた。

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2018年9月2日のニュース