錦織、全米2年ぶり16強!3時間超の激闘制した 大坂快勝に刺激「2人で上まで」

[ 2018年9月2日 09:37 ]

テニス全米オープン第6日 ( 2018年9月1日    ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

男子シングルス3回戦でリターンをする錦織(AP)
Photo By AP

 全米オープンの男子シングルス3回戦が行われ、世界19位で第21シードの錦織圭(28=日清食品)は同13位で第13シードのディエゴ・シュウォーツマン(26=アルゼンチン)と対戦し、6―4、6―4、5―7、6―1で勝ち、2年ぶりの16強進出を決めた。4回戦では世界34位のフィリップ・コールシュライバー(34=ドイツ)と対戦する。

 第1セットはシュウォーツマンのサーブで始まり、いきなり3ゲームを連取するスタート。錦織も第4ゲーム以降反撃し、第7、9ゲームをブレークして5ゲーム連取で6―4で第1セットを先取した。

 第2セットは第5ゲームでブレーク直後にブレークバックされる一進一退の攻防となったが、シュウォーツマンにミスが出て第9ゲームをブレーク。そのまま押し切り、第2セットも6―4で連取した。

 第3セットでは先にブレークを許した錦織だったが、第7ゲームの勝負どころでシュウォーツマンがミスを連発し、ブレークバックに成功。しかし5―6の第12ゲームでセットポイントを握られると、最後はフォアがネットにかかってブレークを許し、このセットは5―7で落とした。

 第4セットは完全に錦織のペース。第1ゲームをブレークして波に乗ると第4ゲームからは4ゲームを連取して6―1でものにし、3時間17分の激闘にけりをつけた。

 試合後、錦織は「相手もタフで大変な試合でした。出だし硬さもあったり、ちょっとずつ自分のテニスを取り戻して勝てたので、すごいうれしい。最後まで攻める気持ちを持てたのが勝利につながった」と振り返った。自身の試合の前に、女子の大坂なおみ(20=日清食品)が初の4回戦進出を決めたことを尋ねられると「(6―0、6―0は)まさかのスコアでしたけど。なおみちゃんが頑張っているのを見ると励みになるので、2人で上までいきたい」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2018年9月2日のニュース