柔道混合ドタバタ金 準々決勝で韓国がル―ル誤認 14分も畳に居座り

[ 2018年9月2日 05:30 ]

ジャカルタ・アジア大会第15日 ( 2018年9月1日 )

畳を降り引き揚げる日本チーム(奥)と抗議の座り込みをする韓国チーム(撮影・小海途 良幹)
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 事実上の決勝となった柔道混合団体準々決勝の日韓戦は、3勝3敗と互いに譲らず。しかし一本勝ち3試合の日本に対し、韓国は一本勝ち2試合、優勢勝ち1試合。今大会の規定では、勝利数が並んだ場合は「内容差で優劣を付ける」と定めており、日本が韓国を上回ったことは明らかだった。

 ところが審判が日本の勝利を宣告すると、韓国の6人はあぜん。コーチや協会関係者が審判団に抗議する間、選手は14分間もそのまま畳に居座る異例の事態となった。6人目で一本勝ちを収めた男子90キロ超級の影浦も「相手はルールが分かってなかったんじゃないですか」とあきれかえった。

 規定を理解をしていた日本に何の落ち度もない。韓国側は昨年の世界選手権で適用された「一本勝ち=10点、技あり=1点、指導差による勝利=0点」の規定が今回も適用されると思い込んでいたもようだ。今月の世界選手権(バクー)では内容にかかわらず、勝利数が並んだ場合は抽選で選ばれた階級による代表戦で勝敗を決する新ルールが適用される。新種目ゆえの度重なるルール変更もドタバタ劇の一因となったようだ。

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2018年9月2日のニュース