“万能美女”宇都宮絵莉 女子400M障害で笑顔の初タイトル

[ 2018年6月24日 19:56 ]

陸上・日本選手権女子400メートル障害 ( 2018年6月24日    維新みらいふスタジアム )

女子400メートル障害で優勝し喜ぶ宇都宮絵莉
Photo By 共同

 “万能美女”の宇都宮絵莉(25=長谷川体育施設)が1週間前の涙を振り払った。後半勝負で、連覇を狙った青木沙弥佳を最後の直線でかわした。57秒37は自己ベストの56秒84に届かなくても、初タイトルに笑顔がこぼれた。

 「切り替えたつもりだったけど、正直、1週間は長かったな」

 16、17日に長野市で行われた七種競技の日本選手権は4位だった。今年は日本歴代3位の好記録を出し優勝を狙っていた。しかし、持てる力を発揮できなかった。ただし、その悔しさもこの400メートル障害の勝利で報われ「今回に向けては意味があった失敗だったと思う」と、声を弾ませた。

 中学時代に走り幅跳びで全国制覇。今大会の会場で行われた11年の山口国体も、走り幅跳びで少年少女Aの部を制した。当時は兵庫・園田学園高3年だった。7年後、種目を変えて日本一に。オールラウンダーの活躍を、これからも続けていく。

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2018年6月24日のニュース