楢崎智 男子予選1位で決勝へ 初の複合に「めっちゃ疲れた」

[ 2018年6月24日 05:30 ]

スポーツクライミング 複合ジャパンカップ第1日 ( 2018年6月23日    岩手県営運動公園ほか )

スポーツクライミング複合男子予選1位で決勝に進んだ楢崎智のボルダリング
Photo By 共同

 スピード、ボルダリング、リードの3種目複合で行われる20年東京五輪を見据えて新設され、男子は楢崎智亜(22=TEAM au)、女子は伊藤ふたば(16=同)が予選を1位で通過し、24日の決勝に進んだ。複合初体験の選手が多く、一様にかつてない疲労感を口に。2年後の夢舞台へ、経験を積んでいく。

 初体験の複合、感じる疲れも初体験だった。楢崎智は、「めっちゃ疲れています」と苦笑い。日本新記録の6秒93をマークした1種目目のスピードで体力を削られ、リードで単純なミスをし、ボルダリングでも動きが悪かった。女子予選3位の野中は「想像以上の疲労」と話した。

 予選で男子2位の弟・明智、女子1位の伊藤は17年世界ユース選手権で複合を経験している。伊藤は「やっぱり疲れた。体力もどんどんつけていかないといけない」と振り返った。

 各種目の順位を掛け算し、値の小さい選手が上位となるだけに、苦手種目があると厳しい戦いを強いられる。24日の決勝、アジア大会、世界選手権と経験を積んで東京五輪へ歩を進める。

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