遼 10バーディー!一気首位 2年ぶりVへ「ショットいい」

[ 2018年6月24日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ダンロップ・スリクソン福島オープン第3日 ( 2018年6月23日    福島県 グランディ那須白河GC=6961ヤード、パー72 )

ダンロップ・スリクソン福島オープン第3日 16番、チップインバーディーにガッツポーズする石川(撮影・白鳥 佳樹)
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 21位から出た石川遼(26=CASIO)がボギーなしの10バーディー62で回り、山岡成稔(25=こばやしようき)とともに通算14アンダーで首位に立った。ショット、パットともに好調で5連続を含むバーディーラッシュで2年ぶりの優勝を視界に捉えた。香妻陣一朗(23=フリー)が18ホールでのツアー最多アンダー記録に並ぶ12アンダーで55位から一気に3位に浮上した。

 第2ラウンドを終えた前日、石川は「1Wからパットまで不安なくできていれば、2位を引き離して優勝できるようなゴルフができる」と話した。この日、大勢のギャラリーの前でそれを実践してみせた。

 前半3つ伸ばして迎えた10番パー4。9メートルを沈めバーディーを奪った。「思ったラインで入った。これが大きかった」。そこから加速し14番まで5連続バーディー。16番でもグリーン右奥のラフから見事なチップインバーディーを決め右腕を振り上げた。10バーディーの62。60を出した香妻にコースレコードは更新されたが、「この設定で10アンダー出したのは、いいゴルフができた感じがする。ゴルフをやっていて楽しい」と納得の表情だ。

 1Wは左に曲がる傾向はあるが、「フェアウエーやピンにいっているショットがかなりいい球を打てている」と手応え。2年ぶりの優勝を果たせば、中嶋常幸(28歳333日)を抜き最年少26歳280日でのツアー15勝目となる。「スコアは分からないが、優勝はしたい」と力を込めた。

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