ドラフト全体2番目指名のボールがNBAデビュー 初戦は苦闘

[ 2017年10月20日 16:20 ]

デビュー戦で苦しんだレイカーズの新人ボール(AP)
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 NBAドラフトで全体2番目にレイカーズに指名されたUCLA出身のポイントガード、ロンゾ・ボール(19歳=1メートル98)が19日にロサンゼルスで行われたクリッパーズ戦で公式戦デビュー。しかしクリッパーズのベテラン、パトリック・ベバリー(29歳)の執ようなマークに苦しみ、29分出場してわずか3得点に終わった。9リバウンドと4アシスト、さらにスティールとブロックショットを1つずつ記録するなど多彩な能力の片りんはうかがわせたが、ドラフト時に弱点とされていた「粘着ディフェンダーへの対処」は課題として残った。

 レイカーズはネッツから移籍してきたセンターのブルック・ロペス(29歳)がチーム最多の20得点を挙げたものの、ロサンゼルスのクロスタウン・ライバル、クリッパーズに92―108(前半42―53)で敗北。第3Q終了時点で24点差をつけられて完敗を喫した。

 指令塔だったクリス・ポール(32歳)をロケッツに放出したクリッパーズはフォワードのブレイク・グリフィン(28歳)が29得点と12リバウンドをマークすれば、センターのディアンドレ・ジョーダン(29歳)も14得点、24リバウンドを稼いでゴール下を制圧。ジョーダンは通算成功率で43%しかないフリースローを4本すべて成功させるなど、昨季までとは違った内容を見せた。

 ポールとのトレードでロケッツから移籍してきたベバリーは24分の出場で10得点ながら、コートにいる間はレイカーズのボールの“ストッパー役”として活躍。セルビア出身で30歳にしてNBAデビューを果たしたガードのミロシュ・テオドシッチは21分で3点シュート2本による6得点をマークした。

 なおレイカーズは20日にサンズと、クリッパーズは21日に同じくサンズと今季第2戦を行う。

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