羽生、SP転倒2位も内容に手応え 21日フリーは「思いっきりやりたい」

[ 2017年10月20日 22:19 ]

SP演技を終え悔しそうな表情の羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートGPシリーズ第1戦のロシア杯は20日、モスクワで男子ショートプログラム(SP)が行われ、GPファイナルで5連覇を目指す羽生結弦(ゆづる、22=ANA)はジャンプのミスが響き、94・85点で2位発進となった。

 冒頭の4回転ループが回転不足。後半の4回転、3回転の連続トーループは3回転で転倒と、ジャンプのミスが響いたが「諸々の悪いところがありましたが、タイミングを外すことなくジャンプが跳べたのはよかったと思います。まず一つの課題を乗り越えられたと思います。ちょっとした、ほころびでミスをしてしまっているので、手応えとしては悪くないです」と振り返った。

 五輪のライバルと目される昨季の四大陸選手権覇者ネーサン・チェン(18=米国)は100・54で首位。21日のフリーは追う展開になるが「点差も離れていませんし、とにかく全力で最初から最後まで思いっきりやりたいです」と前を向いた。

 フリーで自身4種類目の4回転ジャンプとなるルッツに初挑戦する意向を示しているが「ひとつのジャンプでしかないですし、ひとつのエレメント(要素)でしかない。しっかりと全体のプログラムを完成できるように、できることを一つ一つ積み重ねていきたいです」とコメントした。

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