高木美帆 1500で自身の国内最高記録を更新して優勝 スピードスケート今季開幕戦

[ 2017年10月20日 16:50 ]

全日本距離別選手権女子1500メートルで国内最高、大会新の好記録で連覇し、ガッツポーズの高木美帆
Photo By スポニチ

 スピードスケートの今季開幕戦、全日本距離別選手権が20日、長野市のエムウエーブで始まり、女子1500メートルは高木美帆(23=日体大助手)が1分55秒44で優勝した。自身が2月にマークした1分56秒07の国内最高記録を更新し、18年平昌五輪に向けて上々の滑り出しを見せた。女子短距離のエース、小平奈緒(31=相沢病院)が1分57秒87で2位に入った。

 高木美はゴール後に何度もガッツポーズを見せて喜びを爆発させた。シーズン初戦で好タイムを出し、「アップの時に自信なくしていた。去年を超えられるかナーバスになっていた。気持ちの部分を超えることができてガッツポーズした」と笑顔を見せた。

 昨年のこの大会でも当時の国内最高となる1分56秒25で優勝。それから国内外を転戦して経験を積み、フィジカルを強化して、「押す力が上がってスピードがでるようになった」と成長を実感した。来月からは海外のトップ選手が集うW杯が始まる。平昌五輪を占う戦いを見据え、「まだまだ過信できるレベルでもない。国内で1分54秒台を出せるぐらいにならないと厳しい」と口元を引き締めた。

続きを表示

2017年10月20日のニュース