小平 平昌シーズン開幕戦へ集中高める「中身にこだわりたい」

[ 2017年10月20日 05:30 ]

公式練習で調整する小平
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 スピードスケートの今季開幕戦、全日本距離別選手権は20日から長野市エムウエーブで始まる。19日は会場で公式練習が行われ、女子エースの小平奈緒(31=相沢病院)は「五輪シーズンが始まるという扉を開くような、凄く気持ちいいレースができればいいなと思う」と意気込みを語った。初日は1500メートル、2日目は来年の平昌五輪で金メダルを狙う500メートル、最終日は1000メートルに臨む。「細かいことより感覚を大事にしたい。目先の記録や勝負より中身にこだわりたい」と集中力を高めた。

 日本スケート連盟は今大会の結果で平昌五輪の出場枠が懸かるW杯前半4戦の代表を選考。W杯で好成績を残した一部の選手を五輪代表に選び、残りは12月27〜30日の代表選考会で決める。

 ≪美帆「攻めの姿勢で」≫女子中長距離のエース、高木美帆(23=日体大助手)は「平昌五輪で自分の思い描く滑りをするために試していきたい」と話した。初日の1500メートルは昨年のこの大会で1分56秒25の国内最高記録を塗り替えて優勝している。1年間で精神的にも成長し、「積み上げてきたものが、身になっている感覚がある」という。大舞台を見据え「守りに入らず攻めの姿勢でいきたい」と力を込めた。

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