加藤条治 想定外の好結果に困惑「普通に考えるとW杯をフルで出場しながら調整するのはタフ」

[ 2017年10月20日 17:33 ]

全日本スピードスケート距離別選手権男子500メートル ( 2017年10月20日    長野市エムウエーブ )

 10年バンクーバー五輪男子500メートル銅メダリスト、加藤条治(32=博慈会)が想定外の好結果に困惑した。

 レース前は「35秒50」のタイムを想定していたが、35秒11で4位に入り11月から始まるW杯の代表枠(5人)に滑り込んだ。ところが、「こんなに出る予定なかった。想定していたよりもタイム出て困惑しています」と笑顔なし。その理由は「普通に考えるとW杯をフルで出場しながら調整するのはタフ」だから。そして「国内戦回るのが希望だった」と明かした。

 それでも万全の状態ではない中、五輪シーズン初戦でまずまずの滑り出し。優勝した山中大地は唯一の34秒台となる34秒92。上位陣は団子状態となっており、これからの調整が五輪切符のカギを握る。最も経験を積んでいるベテランは「34秒台?全然行けます。(五輪選考会がある)12月までに滑りをかためて代表権を得て五輪で爆発したい」と力を込めた。

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2017年10月20日のニュース