谷原、初賞金王へ首位発進!異例軟シャフトでショット不調脱出

[ 2016年11月18日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ダンロップ・フェニックス第1日 ( 2016年11月17日    宮崎県宮崎市 フェニックスカントリークラブ=7027ヤード、パー71 )

10番、ティーショットを放つ谷原

 初の賞金王を狙う谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)が64で回り、H・W・リュー(35=韓国)と並んで首位スタートを切った。前週は予選落ちしたが、ショットを改善。1Wのシャフトを軟らかくするなど工夫して、7バーディー、ボギーなしとスコアを伸ばした。谷原を約865万円差で追う賞金ランキング2位の池田勇太(30=日清食品)は4打差の68で13位につけた。 第1R成績

 初の賞金王を引き寄せる首位発進だ。谷原は前半の11番パー3で8Iでの第1打を2・5メートルにつけバーディーが先行。17番では左カラーからパターで7メートルをねじ込んでバーディーを奪うなど、得意のパッティングでもかみ合い、「感覚が良くなってきている。不満な点はないし、ボギーなしは良かった」と白い歯をこぼした。

 今週は1Wのシャフトの硬さをXから軟らかいSに変更。「振りやすくというイメージが湧くし、スピン量を増やしたかった。寒くなると球が上がらなくなるので、シャフトを使って球を上げたかった」と意図を説明した。本間ゴルフのクラブ担当者によると、シャフト変更で200回転ほどスピン量が増え、理想とする高い弾道のショットがよみがえった。スイングの修正も実った。シーズン中盤は飛距離を求めて体重移動の大きいスイングで戦っていたが、コンパクトにして方向性も安定した。

 賞金ランキング2位の池田勇太とは約865万円差。僅差で争う賞金王レースを有利に進めるためにもこのチャンスを無駄にしない。

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2016年11月18日のニュース